痴呆症の正しい症状別対応〜睡眠障害編〜

痴呆症は様々な症状が伴う病気ですが、睡眠障害もそのうちの一つです。特に高齢者は痴呆症でなくても寝付きが悪く、眠りが浅くなりがちです。痴呆症はそれに加え認識の後差から環境変化に弱くなり、睡眠障害が起こりやすくなります。

 

痴呆症の睡眠障害

 

痴呆症の症状の一つに、時間が分からなくなる見当識障害があります。時間が分からなくなると、日中に寝てしまい夜に目が覚めてしまう昼夜逆転の生活が自然と起こりやすくなります。

 

家族とライフスタイルが合わなくなると、周りのサポートが受けられなくなり、夜間に徘徊してしまうなどとった問題が起こります。また、痴呆症の症状の一つである幻覚は、夜に起こりやすい症状です。

 

幻覚に悩んでしまうため、寝付きが悪なったり眠りが浅くなってしまうことも少なくありません。夜間に幻覚が表れるため、問題の少ない昼間に寝てしまうことも、睡眠障害の原因となります。

 

痴呆症の睡眠障害の対処法

 

まず、周りがサポートしながら患者の規則正しい生活を意識することが大切です。昼間に活動的に動くことで、夜になると自然と眠りにつきやすくなります。

 

昼間は散歩をする、痴呆症の方でもできる家事や仕事をしてもらう、家の中で動き回るなど、昼間に活動をするように行動しましょう。周りのサポートが受けられない場合は、デイサービスなどを利用しましょう。

 

眠る環境を整えることも大切です。寝室を清潔に保つ、湿度や明るさを調節する、寝具や寝間着を患者が快適に思えるように整えるなど、少しの工夫で眠りの環境は向上します。

 

患者によってはこだわりを持っている方がいたり、暗過ぎたり明るすぎると眠れない、といった差異が出てくるので、患者本人の要望を聞きながら快適な睡眠環境を作ってあげましょう。