痴呆症の正しい症状別対応〜物忘れ編〜

痴呆症で代表的な症状としてあげられるのが、物忘れです。痴呆症による物忘れは、症状の進行具合や痴呆症の種類によって程度の差はありますが、全ての患者に見られる症状です。今回は、痴呆症の物忘れに対する正しい対応方法をご紹介します。

 

痴呆症の物忘れとは

 

痴呆症の物忘れは、普通の物忘れとは異なります。普通の物忘れは症状があまり進行せず、何かしらのヒントやきっかけがあれば思い出すものですが、痴呆症の物忘れは記憶や物ごとが根こそぎなくなってしまいます。

 

患者の中でその記憶や物ごとは最初からなかったこととされますが、周りの方の記憶や記録では存在する物のため、患者と周囲との認識の違いが起こり、しばしば問題となります。

 

痴呆症の物忘れの対処法

 

患者自身の認識では最初からなかったこととされていますが、周りとの誤差から違和感を持ち、自覚症状があることも多く見られます。このため、特に初期の物忘れに対しては性急に認識を求めず、誤差を埋めていくことが大切です。

 

また、物忘れに対して、激しく指摘をしたり叱責をするなどといった行為は厳禁です。患者自身に自覚症状がある場合は、過剰に反応しやすくなるため、問題の原因となってしまうことがあります。

 

症状が進行していくと患者の自覚症状がなくなり、本人からの訴えも少なくなります。この時、面倒がらずに周囲が優しく声かけをする、規則正しい生活を補助するなどといった具体的な助けが必要となります。

 

サポートに対して面倒に思ったり、患者を自立させようと無理に訓練を押しつけることをしてはいけません。サポートが負担になった場合は、行政のサービスを受けるなど外部からのサポートを上手く利用しましょう。