痴呆症の正しい症状別対応〜意欲低下編〜

痴呆症の特徴の一つに、患者の意欲の低下があげられます。意欲が低下すると、患者の意思提示が少なくなったり、自発性がなくなり家の中でじっとしていたり昼寝をしたりといった行動力の低下が見られます。

 

痴呆症の意欲低下

 

痴呆症の意欲低下は、脳の神経細胞が破壊されたり減少することにより、脳を動かす機能が低下し、正常に物事考えることができなくなったり、考えるスピートが落ちてしまうことで起こります。

 

また、症状によっては身体が思うように動かなくなることで自発性を欠いてしまったり、症状に対して不安感を持つことで意欲が自然と低下してしまう、ということもあります。

 

痴呆症の意欲低下の対処法

 

意欲低下に対して、周りの正しい理解が得られない場合、患者の現状を考えない無責任な声かけや行動の矯正などが起こります。しかしこれは逆効果で、しばしば問題の原因となります。

 

まず、患者自身の身体が思うように動かせない理由がある、ということを念頭に置きましょう。その上で、身体を動かさなくても楽しめる物ごとに誘ってみましょう。この時も無理強いは厳禁です。

 

痴呆症の方は特に新しい物ごとを覚えることが難しいので、患者が元々持っていた趣味や、無理なくできる会話などから始めましょう。

 

症状が進行してきた場合、患者が昔見ていたテレビや音楽などを見せてみましょう。覚えている場合、会話の糸口となる良いきっかけとなります。また、昔から続けてきた趣味を無理なく継続させることも効果的です。

 

痴呆症になると続けていた趣味を止めてしまうことが多く、それが意欲低下に拍車をかけてしまいます。無理のない範囲で続けられる趣味を、周りがサポートしながら続けていくことが大切です。